プロドライバーとは?必要な「資格」や「心得」「年収」を解説
2021年03月15日
プロドライバーになるには、特別な資格が必要なのでしょうか?
またプロドライバーの定義とは何でしょうか?
「プロ」と呼ばれるからには、単に車の運転ができるだけではないでしょう。
持っているスキルや資格、態度など「アマチュア」と明確な違いがあるはずです。
ここでは「役員運転手」のプロが多数在籍する派遣・請負会社「セントラルサービス」が考える、「プロドライバー」の定義と、心得を解説します。
またプロドライバーのニーズや年収等、気になる情報もご紹介します。
プロドライバーに興味がある方や、目指している方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
目次
1、プロドライバーとは
プロドライバーとは、大まかに「車の運転」を職業とする人のことを言います。
物を運ぶ「トラックドライバー」、人を運ぶ「タクシー運転手」「ハイヤー運転手」「役員運転手」「バスの運転手」などが当てはまります。
1-1. プロドライバーの定義
「プロ」と言われるからには、ただ人や物を運べばいいというものではありません。
運転はできて当たり前、それ以上にアマチュアにはできない高度な仕事を求められます。
人を運ぶなら心地よい運転スキル、物を運ぶなら丁寧な扱い等当たり前のことだけでなく、以下のことも求められます。
《プロドライバーに求められるもの》
・無事故
・高いドライビングスキル
・コミュニケーション能力がある
・会社の信頼度を上げられる
・向上心がある
お客様の希望を先読みして、行動できることこそがプロドライバーの定義と言えます。
また自分の乗る車両の管理ができていることも重要な要素と言えます。
つまり仕事に対し、高いプライドを持ち、努力を怠らない人こそがプロドライバーと言えるのではないでしょうか。
1-2. プロドライバーのニーズ
運輸業の一部を担っているプロドライバーですが、現在はニーズがあるものの、全体的なドライバー人口は減少傾向です。
とくにトラックドライバーは人手不足が深刻な状況です。
ハードなイメージからなり手がいない、ネット通販の急激な拡大で、運ぶものが増えたといった理由が考えられます。
逆にタクシーやハイヤーの運転手、役員運転手のような「人」を運ぶ仕事は増加しています。
では増加傾向にある「人」を運ぶプロドライバーについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
2、プロドライバーに必要な資格
プロドライバーに必要な資格は、使用する車や業務内容によって変わります。
《プロドライバーの資格》
トラックドライバー | 5t未満 | 普通自動車第一種免許 |
11t未満 | 中型自動車運転免許 | |
縛りなし | 大型自動車運転免許 | |
タクシー運転手 | 普通自動車二種免許 | |
ハイヤー運転手 | 普通自動車二種免許 | |
役員運転手 | 普通自動車一種免許 | |
バス運転手 | 大型二種自動車運転免許 |
この他にトラックやバス、タクシーなどの事業用自動車を使用する会社に配置する義務がある、「運行管理者」の資格を持っていると重宝されます。
他にもトラック運転手であれば、フォークリフトやけん引、玉掛けなどの資格があると就職にも有利です。
3、人を乗せるプロドライバーの違いと年収
ご紹介しましたように旅客業のプロドライバーは「タクシーの運転手」「ハイヤーの運転手」「役員運転手」があげられます。
どれもあまり違いがないように感じますが、実際は明確な差があります。
役員運転手は運転ごとに雇用されるわけではないため、一度の移動に対して料金はかかりません。
《旅客業ドライバーの違い》
ハイヤー運転手 | タクシー運転手 | 役員運転手 | |
頼み方 | 完全予約制 | 駅前等や流し | 会社で雇用もしくは派遣 |
利用者 | 会社役員・VIPなど | 誰でも | 会社役員・著名人など |
料金 | 営業所を出庫~帰庫までの区間を請求 後日請求も可能 |
メーター制 その場で支払い 乗車区間のみ請求 |
– |
ドアの開閉 | 運転手 | 自動 | 場合による |
利用者 | ハイヤー会社が所有 | タクシー会社が所有 | 社用車 |
資格 | 2種免許 | 2種免許 | 1種免許 |
給与体系 | ・固定給 直接契約の場合は、固定給、距離換算など相談 |
・歩合制+固定給 ・完全歩合制 など |
・月給制 派遣の場合は時給制の場合もあり |
平均年収 | 3,575,800円 | 3,575,800円 | 3,583,800円 |
※年収は厚生労働省:2019年賃金構造基本統計調査を基に計算
この表を見ると、どの職業も年収に大きな差はみられません。
しかし給与体系や会社の違いで、必ずしもこの年収通りかというとそうではありません。
どの職種も、人を乗せて気持ち良く、安心して目的地にお送りすることが仕事です。
大変ですが、非常にやりがいのある仕事です。
ここからは、「セントラルサービス」の専門である、役員運転手について、もう少し詳しくご紹介していきます。
4、役員運転手の業務とは?
「セントラルサービス」は、役員運転手の派遣会社です。
役員運転手は、タクシーやハイヤーが、不特定多数の人を乗せるのに対し、基本的には社内の特定の人物しか乗せません。
担当する役員の方が会社外へ移動する際に、迅速かつ安全に目的地まで送り届けることが主な仕事です。
長距離を移動することは少なく、その分待機時間が長くなる傾向があります。
待機中は、次に移動する場所へのルートや渋滞・通行止めの情報確認・車の整備等を行い、気持ちよく過ごしていただけるような準備時間です。
大変な業務ですが、乗っていただいた方に感謝の言葉を頂いたり、貴重なお話を伺えるのは何物にも代えがたい喜びがあります。
4-1. 役員運転手の心得
役員運転手には、業務を行うにあたり必要なものがあります。
プロドライバーであるだけでなく、「役員運転手」のプロとして、心得ておくべき4点についてご説明します。
4-1-1. 高度な運転技術
プロドライバーである以上、運転技術は当然必要です。
社用車の中では、仕事をされる方や仮眠をとる方、電話をされる方などいろいろな方がいらっしゃいます。
どんな場合でも、車内にいることを忘れさせるような、運転を心がけます。
また車両の管理や清掃も、重要な仕事です。
気持ちよく乗っていただけるよう、常に車内を清潔に保つことにも気を遣う必要があります。
4-1-2. 守秘義務の徹底
乗っていただくのは役員や、VIPなど高い地位にある方ばかりです。
そのため、大きな決断が下される場面に立ち会うことがあるかもしれません。
しかしそれがどんなに社会を揺るがすような大きな内容だったとしても、役員の方の些細な個人情報だったとしても、車内で知った情報は一切口外してはいけません。
その口の堅さが、「役員運転手」として、信頼につながっていきます。
4-1-3. TPOにあわせたビジネスマナー
どのような職業でも、ビジネスマナーは必須ですが、「役員運転手」は特に、地位の高い方を乗せるため、言葉遣いや言い回しに気を配る必要があります。
社外の方を乗せる機会もあり、会社の代表として接する意識を持たなければなりません。
万が一失礼な態度で接してしまえば、今後のビジネスの進展に影響がでたり、会社の評判を落とす可能性もあるのです。
4-1-4. 行動力と細やかな気配り
「役員運転手」は、役員の方の予定を常に把握し、会議終了時には入り口まで車を廻したり、雨の日には傘を差し出したり、といった心配りを行わなければなりません。
そのためにも「同じ会社の人」ではなく、「お客様」を乗せていると考えていた方がいいでしょう。
また行く予定の場所への道が渋滞していると情報が入れば、ルートの変更を検討し、少し早く出発できるよう話をするといった行動力や気配りも必要です。
4-2. 役員運転手になるには
役員運転手になるには、「求人に応募する」「派遣会社に登録する」といった方法が考えられます。
急に「役員運転手」として働き始めるのは、経験のない人にとってはハードルが高いと感じられるかもしれません。
しかし、未経験の方でもやる気と誠意があれば、しっかりと評価してくれる役員運転代行業者もあります。
まずは勇気をもって会社へ問い合わせてみるのも良いかもしれません。
5、セントラルサービスで役員運転手
「セントラルサービス」は、役員運転手の派遣・請負会社です。
プロドライバーとして「人の役に立ちたい」とお考えの方が思う存分力を発揮できるよう、ノウハウやスキルアップを身につけるお手伝いをしています。
そのため給与には上限を定めていません。
月給制で26万から50万をお約束いたします。
役員運転手の仕事に興味のある方は、ぜひ「セントラルサービス」までご相談ください。
5-1. 徹底した研修制度
「セントラルサービス」では、どの現場へ行っても恥ずかしくない「役員運転手」になっていただくため、運転だけでなくマナー講習なども行っています。
能力を磨き、活躍するドライバーにはインセンティブとして十分還元する体制をとっています。
管理職になるための研修も行っており、キャリアアップを希望される方にはぴったりの職場です。
関連記事:役員運転手派遣会社「セントラルサービスグループ」を紹介致します
6、まとめ
プロドライバーとは、人や物を運び、細やかな心配りと運転技術を有する人のことです。
中でも「役員運転手」は、高いスキルとマナーが求められます。
しかしその分、やりがいのある仕事です。
プロの「役員運転手」に興味のある方は、ぜひ「セントラルサービス」までご相談ください。
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