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若い役員運転手の雇用はどこに注目するべき?年配運転手との違いとは

 

「役員運転手の採用をしたいが若い人しか来ない」

「役員運転手は若くても務まるのか?」

 

役員運転手は、寡黙で淡々と仕事をこなす年配のイメージがあります。

そのため若い役員運転手より、年配の運転手を好む企業が多いようです。

 

しかし実はここ最近、若い役員運転手が少しずつ注目されてきています。

それはIT関連企業などの若手の社長が増えていることにも関係しています。

 

では実際役員運転手の質は、年齢で変わるのでしょうか?

若くても安心して雇える方法はないのでしょうか?

 

ここでは役員運転手の年齢の違いによるメリット・デメリットや、年齢問わず質のいい役員運転手の雇用方法をご紹介します。

 

1、若い役員運転手はダメなのか?

 

役員運転手は、会社の重役やVIPなどの社会的に地位の高い方を乗せる仕事です。

 

会社としては決定権のある人に何かあっては困るという考えから、無事故もしくは事故経験の少ない運転手を求めます。

若年層は交通事故件数が多いと言われ、そのため役員運転手として採用することを敬遠する傾向があります。

 

警察庁発表の令和2年「交通事故の発生状況について」を確認してみましょう。

警察庁Webサイト統計表|令和2年 交通事故の発生状況について より

 

これによると10代~20代の交通事故件数が高い数値となっています。

一般的な定年退職の年齢を65歳までと考えると、30~34歳まではやや多いものの、それ以降はほぼ横ばいです。

 

そのことから考えると、統計的には、より事故の可能性が心配されるのは、35歳ぐらいまでと考えられます。

 

しかしすべての若いドライバーが危ないかというと、決してそうではありません。

年齢関係なく個々のスキルを見極めることが重要です。

 

事故の危険性を考えるのであれば、採用時に事故歴の有無を確認しましょう。

 

1-1.  役員運転手に求められる資質

 

社員を雇用する時、今後のことを考えて若い社員が喜ばれる職種が多くあります。

 

しかし役員運転手に求められるのは「経験」や「安心感」です。

事故の有無だけでなくビジネスマナーや知識、繊細な心配りを備えた人材と考えると、経験の浅い若い人材よりも経験豊富な年配の運転手を選びたくなるのも分かります。

 

役員運転手に求められる資質は以下のようなものがあります。

《役員運転手に求める資質》

・ビジネスマナーが身についている

・高度な運転技術

・口が堅い

・細やかな心配りができる  など

 

ただ若手の役員運転手が注目されていることからも、これらの資質とは違ったメリットがあるのかもしれません。

 

2、若い役員運転手と年配の役員運転手の違い

 

 

役員運転手は年齢の差によるメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

次は若手・年配それぞれの役員運転手の違いを確認してみましょう。

それぞれの違いは以下のようになります。

 

2-1.  若い/年配役員運転手のメリット・デメリット

 

《若い/年配役員運転手のメリット・デメリット》

若い役員運転手 年配の役員運転手
メリット

 

・長く働いてもらえる

・伸びしろがある

・経験が豊富

 

デメリット

 

・経験が少ない

 

・長く働けない

・体力/健康面に不安がある

 

ここから分かるのは、大きな差は「経験」だということです。

 

しかし年配だからといって経験が豊富とは限りません。

もちろん人生経験は若いドライバーに比べ豊富ですが、役員運転手としての経験が長いかというと、それは人それぞれでしょう。

 

そしてもう一つの注目は、若い役員運転手のメリットです。

会社としては一度雇用したからには長く働いてもらいたいと考え、その点若い役員運転手の方が長期雇用につながります。

 

またある程度の知識を身に付けた人よりも経験が少ない人の方が、教育によっていくらでも成長できるというメリットがあります。

もちろん教育には時間もお金もかかりますが、長期契約ができれば結果的に得だと考えることもできるでしょう。

 

それに加え、昨今はLINEなどの利用による連絡方法も増え、業務効率化を図るための工夫がなされています。

若い人材はレスポンスが早く、ITにも比較的抵抗がないため、柔軟に対応できます。見た目の若々しさや体力面でも期待されます。

 

このことからも、もし役員運転手を雇用するのであれば、重視するべきは年齢よりも「経験」や「事故の有無」「成長性」「柔軟性」です。

ではどのように見極めればいいでしょうか?

 

3、若い役員運転手のスキルや資質を見極める方法

 

 

書類審査や面接でいい役員運転手を見極めるためには、いくつかチェックするべき点があります。

若くてもこれらの内容が充実していれば安心です。

 

《雇用時のチェックポイント》

・職歴

・事故歴・運転スキル

・飲酒や喫煙の有無

・守秘義務を守れるか

・ビジネスマナーや礼節

 

これらのことを可能な限り面接や書類から読み取るようにします。

 

3-1.  職歴

 

運転手の経験が豊富でも、一社の勤務期間が極端に短い場合や仕事を転々としている場合、何か問題があった可能性もあります。

入社してもすぐに退職してしまう可能性もあるため、退職理由を確認するか採用を見送るのが無難です。

 

3-2.  事故歴・運転スキル

 

過去の事故歴や、免許証の色(ゴールドかどうか)を確認します。

 

また社用車が左ハンドルや大型車の場合、慣れない人では運転が難しいものです。

どういった車両の運転経験があるかを聞いてみると参考になるでしょう。

 

3-3.  飲酒・喫煙の有無

 

車内は密室なので、喫煙者の場合においがこもる可能性があります。

煙草は勤務中には吸わないなど、徹底できる方がいいでしょう。

 

また前日に深酒をしてしまった場合、仕事に影響が出る可能性もあります。

休日前しか飲まない人や、節度をもった飲み方ができる人など、一定の基準を設けて採用を決めましょう。

 

3-4.  守秘義務を守れるか

 

役員運転手は運転中に、機密事項を耳にすることもあります。

その内容は決して外部に漏らさず、守秘義務を守れる人間である必要があります。

 

機密事項を社内で話しても問題ないと思えるような、信頼のできる人材を探さなければなりません。

 

3-5.  ビジネスマナー・礼節

 

社会的に地位の高い方を乗せる仕事なので、ビジネスマナーや礼節を身につけているかどうかを見極める必要があります。

面接では言葉遣いや身なり、動作等に注目します。

 

ここで成長性を感じられるか、役員運転手になる覚悟があるかにも注視しましょう。

 

4、派遣役員運転手はハイレベルのプロドライバー

 

 

このように全てを満たした役員運転手を見極めるのは、困難です。

 

スキルやビジネスマナーを身につけた人材を雇う方法が一つあります。

それが、派遣の役員運転手です。

 

派遣役員運転手とは、車は社用車をそのまま使用し、派遣会社から運転手のみを派遣するものです。

 

役員運転手の派遣会社は、必ず研修を受けたドライバーをお客様のもとへ派遣します。

業者によって研修の差はあるものの、スキルを判断しにくい自社雇用に比べ安心して依頼できる点は、大きなメリットです。

 

4-1.  「セントラルサービス」の役員運転手

 

「セントラルサービス」は、「丸の内営業所」「水道橋営業所」「麻布営業所」の3か所に事務所・営業所を構える役員運転手の派遣・請負会社です。

500人以上のプロドライバーが登録・所属し、お客様の多様なニーズにお答えしています。

 

社内では、業務に役立つ渋滞回避情報やお客様が訪れる可能性のある空港や施設の情報を共有し、常にアップデートしています。

それは年齢の差に関係なく、すべてのドライバーに共通した知識でありスキルです。

 

4-2.  「セントラルサービス」のハイレベルなスキル

 

「セントラルサービス」に依頼するメリットの一つは、ハイレベルな役員運転手が派遣される点です。

 

年齢問わずお客様に信頼をいただけるよう、マナーやホスピタリティについてこまめに勉強会を開催しています。

さらに役員運転手に必須の挨拶や会話・身だしなみについて、またお客様の乗降時の対応など細部にいたるまで細やかな研修を行っています。

 

 

5、まとめ

 

若いドライバーが、必ずしも役員運転手に向いていないわけではありません。

最近はむしろその伸びしろを期待し、採用する場合もあります。

 

もし役員運転手を雇うなら、「経験」と「事故の有無」、そして「成長性」や「柔軟性」を確認するようにしましょう。

 

「セントラルサービス」では、ご希望に沿った役員運転手を派遣しております。

高いスキルを身につけたドライバーをお探しの方は、お気軽にご相談ください。