お抱え運転手を雇う費用やメリットは?自社雇用VS派遣徹底比較
2021年04月20日
お抱え運転手を雇う費用は、どれ位かかるものでしょうか?
人件費は節約したいと思っても、お抱え運転手は会社役員や著名人などのVIPを乗せるという重要な業務を担います。
安ければ能力を疎かにしていいというものではありません。
むしろ多くの高度なスキルを身につけている必要があります。
また、頻繁にはお抱え運転手を必要としない会社と、毎日運転業務がある会社とでは雇用形態も変わるはずです。
ここではお抱え運転手を雇用する場合にかかる費用や、メリット・デメリットを確認します。
会社の状況に合ったお抱え運転手を探して、良い雇用関係を結べるようぜひ参考にしてください。
目次
1、お抱え運転手を雇う方法は2種類
企業の役員やVIPを乗せて目的地まで送り届けるのが、お抱え運転手の仕事です。
お抱え運転手を雇う方法は、2種類あります。
それが「自社雇用」と「派遣雇用」です。
お抱え運転手は、会社の重要なポストの方を乗せるため運転技術だけでなく、接客マナーやビジネスマナー・臨機応変な対応ができることなど多くのスキルが必要です。
それだけ有能な人材は「自社雇用」「派遣」どちらで雇うのがいいのでしょうか?
またそれぞれ一人のお抱え運転手にかかる費用はいくらぐらいでしょうか?
次は「自社雇用」「派遣」それぞれのお抱え運転手にかかる費用と、メリット・デメリットを確認してみましょう。
2、お抱え運転手を自社雇用する
お抱え運転手を自社雇用する場合は、求人募集や、知り合いに頼んでドライバーを紹介してもらうといった新規雇用の方法と、別部署の既存社員の中から選ぶ方法があります。
別部署から配属させる場合は運転業務に慣れていない可能性もあり、あまり現実的ではありません。
ここでは新規雇用でお抱え運転手を雇った場合の費用やメリットを確認していきます。
2-1. お抱え運転手を自社雇用した場合の費用
お抱え運転手の平均年収は、2019年度厚生労働省賃金構造基本統計調査を基に計算すると、およそ360万円です。
しかしお抱え運転手を自社雇用した場合の費用は、月々の給料とボーナスだけではありません。
まずは雇用にかかる初期費用があります。
新規採用のためにかかるのは「採用費(求人広告費等)」「教育費」「備品費(新しい制服や携帯など)」です。
そして採用後は「毎月の給料」「残業代」「ボーナス」「福利厚生費(交通費・住宅手当など)」の本人に直接支払う費用だけでなく、「社会保険料」「備品費」といった費用も発生します。
さらに退職金の積み立てもばかになりません。
給料は毎年見直され、昇給することも考慮しなければならないでしょう。
また社内で使う電気代や水道代など、上げたらきりがないほど一人の人間を雇うにはコストがかかっているのです。
一説では一人を1年間雇うためにかかるコストは年収の1.5~2倍ともいわれています。
人を一人雇用するとは、それだけのリスクを負っているということです。
2-2. 自社雇用のメリット・デメリット
それだけの費用をかけて自社雇用した場合、いったいどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
《メリット》
・役員と会社の商品やサービスについて会話ができる。
・運転以外の業務も頼める。
《デメリット》
・社用車をあまり利用しない場合効率が悪い。
・万が一事故が起きた場合、大きな損失となる。
・ランニングコストがかかる。
派遣お抱え運転手の場合、運転以外の業務を行ってもらえない可能性もあります。
しかし自社雇用の場合、待機時間に別の業務を任せられます。
それと同時に社内の商品やサービスについても知識を身につけ、乗車した役員と自社についての会話もできるかもしれません。
会社の社員だというプライドを持って仕事ができるのは、何よりのメリットでしょう。
3、お抱え運転手を派遣会社に依頼する
派遣会社の中には、プロドライバー派遣に特化した会社があります。
車とセットでドライバーが来てくれるハイヤーやタクシーとは違い、派遣会社は社用車を使用しドライバーだけを派遣するものです。
ドライバーは、派遣会社所属のまま派遣先で働くことになります。
契約方法は必要な時だけ単発で依頼する「スポット契約」と定期の「月極契約」があります。
3-1. 派遣のお抱え運転手を雇用した場合の費用
派遣のお抱え運転手はドライバーのレベルや、使用する社用車の種類によって基本となる料金が変わります。
次は「スポット契約」「月極契約」の料金を確認してみましょう。
3-1-1. スポット契約の費用
一般的なドライバーの場合、スポット契約では利用時間や走行距離によって価格が決定されます。
時間に関しては、4時間まで・6時間までのように区切られた時間で価格が設定されていることがほとんどです。
最短時間は、2時間から設定されている企業もあれば、9時間という1パターンのみ設定されていることもあります。
短時間の利用が多いのであれば、時間料金が細かく設定されている派遣会社の方が無駄がありません。
3-1-2. 月極契約の費用
会社によっては1年契約からしか受けていない企業もあるので、契約内容に関しては確認が必要です。
月極契約の場合は1ヶ月45万前後から契約となります。
車種やドライバーによっては80万以上の場合もあり、一概には自社雇用より安いとは言えません。
見積もりを取ってあまりにも高額になる場合は、他社にも見積もり依頼をしたり、自社雇用を検討するのも一つの方法でしょう。
ただし派遣のお抱え運転手には、自社雇用にない多くのメリットがあります。
3-2. 派遣お抱え運転手のメリット・デメリット
では派遣のお抱え運転手のメリット・デメリットを確認してみましょう。
《メリット》
・コスト削減になる。
・採用にかかる手間が省ける。
・高いスキルを持ったお抱え運転手が派遣される。
・必要な時に依頼できる
・万が一の事故対応は派遣会社が行ってくれる。
《デメリット》
・スポット契約を頻繁に行うと場合によっては割高になる。
お抱え運転手は、社会的に高い地位の方の命を預かるため、高いスキルやマナーを身に付けていることが必須条件です。
派遣のお抱え運転手であれば、派遣会社によってそのスキルが認められているため安心して任せられます。
ただし月に何日ぐらいお抱え運転手が必要になるのかを事前に確認したうえで依頼しましょう。
4、派遣のお抱え運転手なら「セントラルサービス」
「セントラルサービス」は、プロドライバーを500名以上抱える役員運転手(お抱え運転手)専門の派遣・請負会社です。
「守秘義務の徹底」「高度な運転技術」「ビジネスマナーの徹底」といった、お抱え運転手に求められるさまざまな技術を身につけたドライバーを派遣いたします。
4-1. セントラルサービスのお抱え運転手料金体系
セントラルサービスのお抱え運転手の料金体系は、担当ドライバーや車両種類により料金が前後します。
ここではスポット契約の場合の参考料金をご紹介します。
社用車の車種を参考にご確認ください。
【役員運転手の料金表】
《時間料金(税込》 | ||
国産小中型車 | ~4時間 | ¥17,600 |
~9時間 | ¥24,200 | |
超過料金(1時間毎) | ¥3,080 | |
国産大型車・外国車A | ~4時間 | ¥19,800 |
~9時間 | ¥26,400 | |
超過料金(1時間毎) | ¥3,300 | |
国産特大型車・特殊車両・外国車S | ~4時間 | ¥22,000 |
~9時間 | ¥28,600 | |
超過料金(1時間毎) | ¥3,520 | |
《走行料(1kmあたり・税込》 | ||
国産小中型車 | ~100km | ¥55 |
101km~ | ¥33 | |
国産大型車・外国車A | ~100km | ¥66 |
101km~ | ¥44 | |
国産特大型車・特殊車両・外国車S | ~100km | ¥77 |
101km~ | ¥55 | |
《車両区分》 | ||
国産大型車・外国車A | アルファード・ レクサス・クラウン |
|
BENZ・BMW |
料金は時間料金に1㎞あたりの走行料を加えた料金となります。
月極の定期契約は税込44万円~承っています。
詳細については、お気軽にご相談ください。
5、まとめ
お抱え運転手の雇用にかかる費用は、直接雇用か派遣かによって変わります。
それぞれにメリット・デメリットもあり一概にどちらがいいとは言い切れません。
派遣会社に依頼する場合は、いくつかの会社から見積もりを取ったり、契約内容を確認するなどして、ベストな会社を選ぶようにしましょう。
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