役員運転手の研修ってどんなことするの?誰でもできるか解説!
2021年06月12日
役員運転手の仕事は、特定の方がお客様になる特殊な接客業です。
タクシー運転手のように、多種多様な方を相手にする場合とは違い、仕事の相手は会社の重役やVIPなど、社会的地位の高い方ばかりです。
そのため運転のみならずビジネスマナーや細やかな心遣いの方法など、さまざまなスキルを身につける必要があります。
しかし単独で働く役員運転手にはスキルを身につけたり、確認する場がありません。
そんな時必要なのが「研修」です。
では実際にどのような研修が行われるのでしょうか?
必要なスキルとあわせて確認してみましょう。
目次
1、役員運転手の研修内容
実際役員運転手の研修ではどのようなことが行われているのでしょうか。
会社によってさまざまですが、主に以下のような研修が行われています。
《役員運転手の研修内容》
・役員運転手の心構え
・運転技術
・運行ルート選定
・ビジネスマナー
・身だしなみ
・細やかな心遣い
・フォローアップ研修
では一つずつ詳しく確認してみましょう。
1-1. 役員運転手の心構え
役員運転手の業務は、会社の役員を目的地までお送りすることです。
役員の仕事によって勤務時間も変わり、残業や休日出勤をする場合もあります。
自分の時間を犠牲にしてでも相手に尽くさなければならない大変な仕事です。
そのため人の役に立つ仕事がしたいと考える方に向いている職業と言えそうです。
研修では、常に縁の下の力持ちとして働けるホスピタリティを身につけていきます。
1-2. 運転技術
車の運転が好きだから、上手だと思っているからという理由で役員運転手になる方もいるでしょう。
しかし役員運転手の乗る車両は、左ハンドルや大型車など運転の難しい車が多くあります。
また車内で仕事をする役員もいますので、仕事の邪魔にならない運転を心がけなければなりません。
ブレーキや右左折の仕方など基本のマナーを確認し、特殊な車でも快適・安全に運転できるよう実地研修を行います。
また先輩ドライバーや幹部社員が同乗することで、自分では気付かない運転の癖を指摘してもらえることもあります。
1-3. 運行ルート選定
例えば会社から取引先企業に向かう場合、そこまでのルートは複数考えられます。
その中で必ずしも最短ルートを選択するのが正解とは言えません。
渋滞や工事による規制など日々最適なルートは変わり、その都度ルート選定も変わるはずです。
そういったルート選定方法も、詳しく身につけていきます。
さらに空港やホテルのように駐車場所に気を遣わなければならない場所もあります。
ルートだけでなく、そういった送迎場所に関する知識も身につけなければなりません。
1-4. ビジネスマナー
役員運転手は自社の役員や秘書だけでなく、取引先の重役と接する機会もあります。
外部の方に対して失礼な態度をとれば、気分を害し取引に影響を与える可能性もあるでしょう。
そのため挨拶や名刺交換、場合によっては電話応対の仕方など、相手を不愉快にさせず品のある振る舞いができなければなりません。
さらにどんなに担当する役員がフランクな方だったとしても、礼節をわきまえた会話や行動も必要です。
高度なビジネスマナーは役員運転手がぜひ身につけておきたいスキルです。
研修ではこういった運転以外の内容も積極的に行われます。
さらに社員としては当然ですが、守秘義務の徹底も求められます。
車内で見聞きした内容はたとえ同じ会社の人であっても、口外厳禁です。
当然役員のプライベートな情報も同様です。
1-5. 身だしなみ
ビジネスマナーだけでなく、服装や髪型も役員運転手に適したものにしなければなりません。
しわだらけのスーツや、乱れた髪はもってのほかです。
他社の方に会ったときに、担当する役員が恥ずかしい思いをしないように注意します。
どういった髪型や服装が役員運転手にふさわしいのか、研修ではこういったことまで細かく指導されます。
1-6. 細やかな心遣い
さらに喫煙や臭いのある食べ物を避けるといった気遣いも、役員運転手独特のものです。
自分は気にならなくても、担当役員が不快に思わないような生活習慣が求められます。
またドアの開け方や、傘の差し出し方など役員運転手ならではの気の遣い方もあります。
知らなければできない知識を身につけるのも研修では重要です。
お客様から何かご要望があれば、他の現場でもその知識が役に立つよう社内で共有します。
1-7. フォローアップ研修
就業後も数か月ごとに、フォローアップ研修が行われます。
内容は運転技術に問題がないかの再確認や、道路交通法が変更された場合の周知徹底などです。
また万が一派遣先で事故が起きてしまった場合も社内で詳細を共有し、今後事故が起きないための対処法などを考えていきます。
2、役員運転手にはなぜ研修が必要なの?
ではなぜここまで細かい研修を行うのでしょうか?
役員運転手は接客業です。
それも会社の役員やVIPといった社会的にも地位の高い方を相手にする特殊な業務です。
同じ会社の役員だとしてもお客様を乗せているという感覚で運転しなければなりません。
そのためにご紹介したような研修を行い、徹底的に頭に叩き込むのです。
2-1. 第一種運転免許と運転経験は必須条件
役員運転手は、普通自動車第一種運転免許を持っていれば業務にあたることができます。
しかし会社の重役を乗せるため、ある程度の運転経験を求められることもあります。
免許取りたての方がいきなり役員運転手に採用されることはほとんどありません。
役員運転手経験がなかったとしても、5年程度の運転経験があることが望ましいでしょう。
この経験値にプラスして、技術力を養うために研修を行っていきます。
また必須ではありませんが、国家資格である「運行管理者」の資格があると社内の運行スケジュール管理や保守管理を任せられるため採用に優遇されることがあります。
2-2. 研修で高度なスキルを身につける
役員運転手は基本的に運転免許と運転経験さえあれば従事できます。
従事するのはわりと簡単なように感じますが、実は多くのスキルを必要とされる職業です。
《役員運転手に必要なスキル》
・高度な運転技術
・ビジネスマナー
・細やかな気遣い
・守秘義務の徹底
人を乗せて運転する職業なので、運転技術が高いことは当然持っているべきスキルです。
またお客様が会社の役員といった身分のある方なので、他のスキルもかなり高度なものが求められます。
しかし役員運転手は単独で働くことがほとんどなので、スキルを身につけたり確認することが困難です。
そこで研修が必要になります。
ではどこで研修を受けられるでしょうか?
3、研修はどこで受けられる?
企業に直接雇用されている役員運転手は、チェックしてくれる人がいない場合、我流でスキルを身につけるしかありません。
単独で働くため成長しづらい欠点があります。
そのため研修がとても重要視されます。
しかしほとんどの企業で役員運転手の研修は行われていないのではないでしょうか。
研修は役員運転手を何人も雇用している企業や、役員運転手専門の派遣会社で行われています。
また中には、企業内でのドライバー研修を請け負ってくれる派遣会社もあります。
そういった業者に依頼すれば、すでに業務に従事している役員運転手でも専門的な研修を受けられるでしょう。
4、セントラルサービスの役員運転手研修
ご紹介した内容でも、どの程度しっかりおこなうかは派遣会社によって変わります。
もし徹底的にスキルが身につくような研修を望んでいるようでしたら、「セントラルサービス」にお任せください。
ご紹介した研修内容は、「セントラルサービス」が実際に行っているものです。
どの現場でも自信をもって業務に当たれるよう、バックアップします。
4-1. 企業からも依頼されるハイレベルな研修制度
「セントラルサービス」の研修制度は、企業から研修依頼をいただくほどハイレベル。
またスキルアップに役立つ「運行管理者」や「秘書検定」などの資格取得も積極的にバックアップしています。
さらに高度なスキルが身につき能力が認められれば給与に反映させる仕組みも整っています。
5、まとめ
ドライバーのスキルアップはお客様の満足につながります。
常に最善を尽くせる役員運転手になれるような努力が必要です。
そのために必要なのが、客観的に指導してもらえる研修です。
ハイレベルな研修をお望みの方は、ぜひ一度「セントラルサービス」へご相談ください。
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