【社長運転手の仕事】業務内容・待機時間の過ごし方紹介
2021年12月30日
社長運転手の仕事は「社長を目的地へお送りすること」です。
しかし社長運転手というと、運転しているだけでなく車内で待機しているイメージがあるのではないでしょうか?
たしかに社長運転手は、待機時間が長い職業です。
あまり外出しない社長付のドライバーの場合、運転時間よりも待機時間の方が長いこともあります。
ではその待機時間に、社長運転手は何をしているのでしょうか?
ここでは社長運転手の仕事内容・待機時間の過ごし方・年収についてご紹介します。
社長運転手になってみたいとお考えの方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
1. 社長運転手の仕事内容
社長運転手の主な仕事は、社長を安全に時間厳守で目的地までお送りすることです。
また運転だけでなく、役員車の点検や清掃も大事な業務です。
車での移動時は、社長にとって仕事をする場でもあり、体を休めるプライベートな場でもあります。
どちらにしても快適に過ごしていただけるようにするのが、社長運転手の務めです。
さらに社長のスケジュールを円滑に進めるための準備も怠りません。
万が一車のトラブルや渋滞などで、社長がその場で身動きが取れなくなってしまった場合、取引に影響を及ぼす可能性があります。
初めて行く場所までのルート検索はもちろん、頻繁に行く場所でも、時間帯や天気・道路工事などによって状況は変わります。
どのルートを行けばスケジュールを円滑に進められるのか、日々検討しながら仕事をしなければなりません。
これらの仕事をすべて、待機時間の間に行っています。
決して待機時間中ずっと暇なわけではないのです。
1-1. 待機時間に仕事がないときの過ごし方
待機時間には車の管理やルート設定以外にも、会社によってさまざまな仕事を任されることがあります。
たとえば以下のような業務が挙げられます。
・秘書業務
・他部署の手伝い
・社長からの頼まれごと
求人サイトで社長運転手を探すと、秘書と兼任のドライバーの募集を見かけます。
社長運転手は秘書課に所属することもあり、兼任するのは特別珍しくありません。
その場合、待機時間には電話応対やスケジュール調整などを行います。
他部署の手伝いとは、郵便物の仕分けや書類の整理などです。
社長からは、ちょっとした買い物を頼まれることもあります。
秘書業務や他部署の手伝いは、採用時に説明を受けるはずです。
もしも心配な場合は、採用面接の際に確認してみるといいでしょう。
1-2. 待つことも社長運転手の仕事
社長運転手の仕事でもう一つ重要な仕事が、「待つ」ことです。
待機時間は休憩時間ではないため、自由に外出はできません。
スケジュールが変わっても、いつでも車を出せる状態にしておく必要があります。
待っている間は、資格取得の勉強をするなど自分磨きの時間に充てる人もいます。
社長から話しかけられることもあるため、一般常識や時事的な話題などはしっかりと把握しておきたいものです。
また疲れが溜まっていると、運転に集中できなかったり、睡魔に襲われたりする可能性があります。
しかし社長運転手が預かるのは社長の命。
事故を起こさないために待機中に仮眠をとることも、立派な仕事の一部です。
1-3. 社長運転手の時間外労働
もう1つ社長運転手の仕事で注意する点は、時間外労働の多さです。
夜の会合や食事会、休日の接待ゴルフなどを積極的に行っている社長の場合、社長運転手も同じように行動しなければなりません。
36協定で時間外労働時間に罰則付きの上限(月45時間・年360時間)が設けられたため、今後時間外労働は減っていくことが考えられます。
しかし「時間外労働がある」可能性は、考慮しておきましょう。
36協定について詳しくはこちらでご紹介しています。
→「役員運転手は36協定にあてはまる?注意すべき長時間労働の落とし穴」
2. 社長運転手の1日の流れ
では実際に社長運転手はどのような1日を過ごしているのでしょうか?
通常勤務が7時間(9時から17時まで)の会社に勤める社長運転手の、一般的な1日をご紹介します。
8:00 出社(スケジュール確認・役員車点検)
8:15 社長宅へ出発
8:30 社長宅到着(待機)
8:35 会社へ出発
8:55 帰社(待機)
9:30 会議のあるホテルへ出発
9:50 ホテル到着(待機)
11:50 会議終了・社長昼食へ(お誘いいただき同行)
13:00 帰社(待機)
13:30 取引先Aへ出発
13:55 取引先A到着(待機)
15:00 取引先A出発・取引先Bへ
15:30 取引先B到着(待機)
16:30 取引先B出発
17:00 帰社(待機)
17:30 社長宅へ出発
17:50 社長宅到着
18:10 帰社(明日のスケジュール確認・日報作成)
18:30 勤務修了
この日、社長運転手の労働時間は9.5時間、そのうち待機時間は5時間45分と、待機時間が半分以上を占めました。
待機時間をどう過ごすかは、社長運転手をするにあたって大きなポイントです。
待つことが苦手な方には、社長運転手は務まらないでしょう。
3. 社長運転手の働き方と年収
待機時間がこれだけ長いと、いったい収入はどれぐらい貰っているのか気になりませんか?
正社員として働く社長運転手の年収は、250~600万と言われています。
ほかの職業と同様に、勤務年数や勤務先によって差があるだけでなく、本人のスキルや経験でも違いがあります。
また時間外労働の有無も、年収に幅がある理由です。
社長運転手は、雇用形態が正社員だけではありません。
契約社員やパート・アルバイトなどでフルタイムの勤務ではないこともあり、その場合は正社員よりも給与が少なくなります。
ほかにも社長運転手専門の派遣会社に登録する方法もあります。
こちらも正社員雇用かどうかで、給与に差が出るでしょう。
転職を希望する場合は、自身のライフスタイルや希望する給与額としっかり照らし合わせて選ぶ必要があります。
4. 「セントラルサービス」で社長運転手になる
社長運転手になるには、主に直接企業に採用してもらう方法と派遣会社に登録する方法があります。
直接雇用は経験者を優遇することも多く、社長運転手の未経験者にはややハードルが高いと言えます。
また経験のない方にとっては「急に社長運転手になってもどうすればいいか分からない」と、戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
弊社「セントラルサービス」は、都内を中心とした社長運転手の派遣・請負会社です。
「セントラルサービス」では、未経験の方でも社長運転手のノウハウを身につけられるよう、さまざまな研修を行っています。
運転技術やビジネスマナー・ルート設定の方法など、社長運転手に必要な一通りのスキルが身につきます。
身についたスキルは自信にもつながり、お客様に満足していただくための強い武器になるはずです。
よい仕事をすれば、お客様からお褒めの言葉をいただけるけることもあります。
なかなかお会いすることのない、社会的にも影響力のあるような方のお話を聞けることは、貴重な経験になるでしょう。
自身を向上させられる、非常にやりがいのある仕事です。
社長運転手の仕事に興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
メールでのお問い合わせはこちらまで
5. まとめ
社長運転手の仕事は、運転や車に関する業務のほかにも、秘書業務や他部署の手伝い・社長に依頼される仕事などがあります。
また、待つことも社長運転手の大事な仕事です。
社長のスケジュールに合わせて行動し、待機時間が長くなりがちな点は、社長運転手の業務の特徴です。
また時間外労働が多いことも特徴の一つと言えます。
そのため、ときには身体を休めるために休息も必要です。
時間厳守で大変な仕事ですが、貴重な経験もでき、自身を成長させられるやりがいのある仕事でもあります。
向上心のある方は、社長運転手の仕事にチャレンジしてみてはいかがですか?
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