社長ドライバーとは?平均年収とよい求人募集の見分け方
2022年01月12日
社長ドライバーというと、どのようなイメージがあるでしょうか?
・白い手袋をして、クラウンを運転している
・物腰が柔らか
・いつも車をきれいにしている
など社長ドライバーの印象は人それぞれではないでしょうか。
普段なかなか接することのない社長ドライバーについて、詳しく知っている方はそれほど多くありません。
社長ドライバーは、しっかりと技術を身につけ、社長にご満足いただけるような仕事をすれば、お褒めの言葉をいただけることがあります。
また普段お会いできないような方とお話しさせていただくチャンスがあるかもしれません。
決して楽ではありませんが、そのような点では非常にやりがいのある仕事です。
そこでここでは、社長ドライバーの仕事内容や必要な資格・求められるスキル・年収についてご紹介します。
またよい社長ドライバーの求人募集の見分け方についてもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 社長ドライバーとは?
「社長ドライバー」とは、社長専属の運転手のことで、役員運転手・お抱え運転手とも言われます。
基本的には社長と同じ会社に所属し、会社所有の役員車で社長を目的地までお送りすることが、主な仕事です。
ただしドライバーの中では、比較的運転時間が短め。
空いた時間は車両の管理・清掃などを行っています。
タクシー運転手に普通自動車第二種運転免許が必要なように、社長ドライバーにも資格が必要なのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし社長ドライバーは、一般的な「普通自動車第一種運転免許」さえ持っていれば、できる仕事です。
ほかに必要な資格はありません。
とはいえ自身よりも地位の高い方と接する仕事のため、運転技術をはじめ、さまざまなスキルを身につけておく必要があります。
<社長ドライバーに必要なスキル>
・高度な運転技術
・ビジネスマナー
・守秘義務の徹底
・細やかな心配り
・コミュニケーション能力 など
資格自体は「普通自動車第一種運転免許」のみですが、高度なスキルが求められるため、決して誰にでもできる仕事ではありません。
社長ドライバーに必要なスキルについては、こちらで詳しくご紹介しています
→「お抱え運転手に二種免許は不要!タクシー運転手との違いや必要なスキル紹介」
1-1. 社長ドライバーの雇用形態
社長ドライバーの雇用形態は、その仕事量によってさまざまです。
社長の自宅まで送迎が必要であれば、毎日のこととなるため正社員雇用が一般的。
中には契約社員の場合もあります。
普段それほど活用しない場合は、パートやアルバイトとして雇用されることもあります。
またどんな仕事量でも、対応できるのが、「派遣の社長ドライバー」です。
派遣会社の中には、社長ドライバー専門の派遣会社があります。
そのような会社の場合、短期間だけ依頼する「スポット契約」と、正社員雇用した場合と同じように働く「月極契約」があります。
ご紹介したように、社長ドライバーはさまざまなスキルが必要な仕事。
スキルの身についている人材が重宝されます。
派遣のドライバーは、派遣会社でさまざまな研修を受け、スキルが身につくため、直接雇用よりも即戦力として働き始められます。
そのため最近では、直接雇用せずに派遣の社長ドライバーを雇用する企業も増えてきました。
社長ドライバーとしてスキルに不安がある方も、派遣であればまずは知識やスキルを身につけられ、おすすめの方法です。
2. 社長ドライバーの年収
社長ドライバーをするにあたって気になるのは、やはり年収でしょう。
正社員として社長ドライバーになった場合の年収は、およそ250万~600万と言われています。
これだけ差があるのは次のような理由が考えられます。
・企業の違い
・ドライバーのスキルの違い
・時間外労働時間の違い
社長ドライバーは、社長によって労働時間に大きな差があります。
夜間の食事会や休日の接待ゴルフなどを積極的に行っている社長の場合、どうしてもドライバーも時間外労働や休日出勤が多くなります。
ただし最近では、36協定で時間外労働の時間に罰則付きの上限が定められました。
そのため今後はそのような違いで給与に差が出ることは少なくなるはずです。
36協定についてはこちらで詳しくご紹介しています
→「役員運転手は36協定にあてはまる?注意すべき長時間労働の落とし穴」
3. 社長ドライバーのよい求人の見分け方
直接雇用で社長ドライバーになる場合、求人情報は求人サイトや求人誌で確認できます。
できれば待遇がよく、楽しく働ける職場を探したいもの。
数多くある中からよい求人を探すためには、いくつかのポイントがあります。
そのポイントとは、次の4つです。
<よい求人の見分け方>
・給与が低すぎるもしくは高すぎる
・抽象的な言葉が多い
・年間の休日数が少ない
・長期間求人を出している
1つずつ詳しくご紹介します。
3-1. 給与が安すぎるもしくは高すぎる
給与が安すぎる場合は、最低賃金を下回っている可能性があります。
「違法労働」も考えられるため注意が必要です。
逆に不自然に高すぎる場合は、残業時間が長くその費用込みで出していることが考えられます。
提示されている給与額は基本給なのか、残業代込みの金額なのかに注目して見てみましょう。
3-2. 抽象的な言葉が多い
「やりがいのある仕事」
「社員同士仲がよくアットホーム」
といった抽象的な書き方をしている企業は、特別にアピールできるポイントや実績がないことが考えられます。
また業務内容についてあいまいな書き方をしている企業も、入社後運転以外に何か特別なことをさせられる可能性が考えられます。
疑問に思ったことがあれば、問い合わせて判断しましょう。
3-3. 年間の休日数が少ない
厚生労働省の調査によると、労働者1人当たりの平均年間休日は116日。
これを基準に、求人募集に掲載されている年間休日数を確認してみましょう。
明らかに休日数が少ない場合は、不当に労働させている可能性があります。
3-4. 長期間求人を出している
いつ見ても転職サイトや、求人誌に同じ募集を掲載している企業は要注意です。
長く掲載する理由は、「入社してもすぐに辞めてしまう」「仕事内容に問題がある」ことなどが考えられます。
たとえ入社しても、自分の求めていた会社ではなかったと感じる可能性が高いでしょう。
このようによい求人か判断する方法はあるものの、それでもやはり求人募集だけで、どのような会社なのか判断するのは、難しいものです。
そんな方におすすめなのは、先ほどもご紹介した「社長ドライバー専門の派遣会社」です。
4. 「セントラルサービス」で社長ドライバーになる
「セントラルサービス」は、東京を中心とする社長ドライバー専門の派遣・請負会社です。
経験のない方でも安心して業務につけるよう、運転技術やビジネスマナー・挨拶の仕方・ルート設定の方法など、社長ドライバーに必要なスキルを身につけられるさまざまな研修をご用意しています。
給与は正社員雇用の場合、月額26~50万円をお約束いたします。
また社長ドライバーが持っていると役立つ資格「秘書検定」や「運行管理者」の取得も積極的にバックアップ。
入社後も、スキルアップできる体制を整えています。
社長ドライバーに興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
メールでのお問い合わせはこちらまで
5. まとめ
ここでは社長ドライバーについてご紹介しました。
社長ドライバーは、特別な資格は必要ありませんが、高度なスキルが必要な仕事です。
そのため誰でも簡単になれるわけではありません。
しかし貴重な体験ができる、やりがいある仕事です。
ただし中には時間外労働が多い会社や休日出勤が求められる会社もあるため、よい求人を見極める必要があります。
まずはスキルを身につけたいという方なら、派遣の社長ドライバーもおすすめです。
ご自身にとって、やりがいが感じられ、楽しく仕事ができるような職場をぜひ見つけてください。
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