役員運転手は「守秘義務の徹底」が必須!できる人材の見極め方とは?
2022年01月26日
役員運転手は企業の社長や役員・官公庁のVIPなど、社会的にも地位のある方を担当することもあり、多くのスキルが求められます。
そんな中、重視されるのが「守秘義務の徹底」です。
車内という密閉された空間では、さまざまな会話がされ、口外できない重要な情報も行き交っているでしょう。
そのような情報を、自分の胸の内に秘めておける人材を雇用するためには、採用時にしっかりと見極める必要があります。
そこで今回は「守秘義務の徹底」ができる人材を雇用する方法や、雇用している役員運転手に守秘義務を徹底させる方法をご紹介します。
目次
1. 役員運転手に必要なスキル「守秘義務の徹底」とは?
役員運転手が担当する企業の社長や役員・官公庁の方々は、非常に多忙です。
車内では、抱えている案件の重要事項が決定されることや、社外秘の話を口にすることも多いでしょう。
しかし、社長や役員から見聞きした情報は、業務内容だけでなく役員のプライベートに関することも含め、役員運転手は社内外問わず一切口外してはいけません。
万が一重要事項が社外に流出してしまった場合、大切な案件が破談になってしまったり、他社に商品情報が流れ悪用されてしまったりする可能性もあります。
だからこそ役員運転手にとって「守秘義務の徹底」は、必須のスキルなのです。
2. 「守秘義務の徹底」ができない人材の特徴
役員運転手の採用時には、できる限り守秘義務を徹底できる人材を見極めることが重要です。
守秘義務の徹底ができない、つまり口が軽い人には、いくつかの特徴があります。
採用面接の際には、その特徴に当てはまらないかをチェックしましょう。
<口が軽い人の特徴>
・ノリが軽い
・悪口や噂話が好き
・時間やルールにもルーズ
では1つずつ、見極め方をご紹介していきます。
2-1. ノリが軽い
常にニコニコ機嫌がよく誰とでも軽いノリで会話する方の中には、秘密を守れずすぐに誰かに話してしまうタイプの方がいます。
機嫌がよく笑顔でいられるのは役員運転手として必要な素質ではありますが、重要な場面でも常にそのような態度では、違和感を抱く方もいるでしょう。
面接時、重要な質問を投げかけているにもかかわらず、軽いノリで返答するようなタイプの方は要注意です。
そもそもノリが軽い人材は、役員運転手の業務自体が不向きとも言えます。
2-2. 悪口や噂話が好き
人の悪口や噂話が好きな人もいます。
そのような人材は、会社の愚痴や役員のプライベートなどを、ついついほかの人に話してしまいがちです。
面接で見極めるには、以前の会社のことを聞いてみるのがよいでしょう。
どういった経緯で会社を退職したのか聞き、一方的に退職した会社の悪口をいう場合は、入社しても同じことをしてしまう可能性があります。
2-3. 時間やルールにもルーズ
面接の際に、約束の時間に遅れてくる・服装が乱れているといったルーズな点が見られた場合も注意が必要です。
これらは比較的大雑把な性格の方に多い傾向があります。
守秘義務の徹底以前に、時間にルーズではタイトなスケジュールをこなす役員の役員運転手には不向きです。
総合的に考えても、役員運転手として採用するには不安があるでしょう。
3. 雇用中の役員運転手に守秘義務を徹底させる方法
ではすでに雇用している役員運転手に対し、守秘義務を徹底させるにはどうすればよいでしょうか?
役員運転手が担当している役員に、車内では重要な話をしないように頼む方法や、本人に対し直接口頭で伝える方法もあります。
しかし役員が車内で仕事をしないようにするには限界がありますし、役員運転手に口頭で伝えてもしっかり理解してもらえるかどうかは疑問です。
そこで有効なのが「秘密保持誓約書」の作成です。
3-1. 秘密保持誓約書の作成
入社時にすでに秘密保持誓約書を作成しているという企業も少なくないでしょう。
その場合は、作成した誓約書の内容をもう一度チェックしてみることをおすすめします。
問題がなければ再度コピーしたものを役員運転手に渡し、徹底を促すようにします。
誓約書に必要な内容は、主に以下の4点です
<誓約書に記載する内容>
・守秘義務が発生する具体的な内容
・秘密を保持しているか会社が調査できる権限
・制約違反時の損害賠償責任
・退職後の秘密保持義務
取引内容や顧客名、役員のプライベート情報など具体的にどの範囲の情報に対し守秘義務があるか明記しましょう。
実際に、情報漏洩が起きてしまった場合の責任をとる必要がある旨も記載が必要です。
また就業規則にも、守秘義務に関する項目を作っておきましょう。
4. 「守秘義務の徹底」以外の役員運転手に必要なスキル
役員運転手には、守秘義務の徹底以外にも必要なスキルがあります。
新しく採用する場合には、これらのスキルが身についているかを判断するのも必要です。
<役員運転手に必要なスキル>
・高度な運転技術
・コミュニケーション能力
・ビジネスマナー
・細やかな心遣い
役員運転手に必要なスキルは、こちらで詳しくご紹介しています。
→「役員運転手に資格は必要?役立つ3つの資格と5つのスキルを紹介」
4-1. 高度な運転技術
役員運転手に必要なスキルでまず考えられるのは、運転技術です。
使用する役員車が左ハンドルや大型車の場合は、そのような車の運転経験があるか、運転が問題なくできるかについても確認が必要です。
4-2. コミュニケーション能力
役員運転手は運転さえしていればよいわけではありません。
担当する役員や秘書、場合によっては取引先の方とコミュニケーションをとれるだけの社交性がある人材が必要です。
また最近では、スマホで指示を出すことも多くなっているため、電話の応対ができることも重要なポイントになります。
4-3. ビジネスマナー
役員運転手は目上の方と接することが多いため、高度なビジネスマナーも身についている必要があります。
とくに身だしなみや言葉遣いは、取引先でもよく見られます。
取引先で役員に恥ずかしい思いをさせないためにも、しっかりと面接時にも判断したいスキルです。
4-4. 細やかな心遣い
運転中は運転だけに集中するのではなく、後部座席にいる方にも気を遣わなければなりません。
車内気温の調整や、電話中なら工事中の場所を避けるなど、細やかな気配りが必要です。
担当する役員が、何を望んでいるのか?何をすれば仕事がスムーズに進むのかを常に考えられる人材が必要です。
5. 「セントラルサービス」の役員運転手なら守秘義務も安心
派遣・請負の役員運転手なら、守秘義務の徹底は万全です。
とくに弊社「セントラルサービス」では、お客様のどんな些細な情報も一切他者には漏らさないよう、徹底した教育体制を整えております。
とくに口外しないよう注意しているのは、以下のような点です。
・お客様のプライベートな情報(食事の好み・家族構成・住所など)
・お客様のスケジュール
・企業に関する情報 など
さらに社内にある書類や荷物には触れないこと、お客様や企業に関する質問をしないことなども順守するよう教育しております。
それは同じ社内の方や、弊社の社員に何か質問された場合でも同様です。
また守秘義務以外にも、運転技術・ビジネスマナー・目的地までのルート設定の方法・気配りの仕方など、研修を通しさまざまなスキルを身につけたドライバーを派遣いたしますので、安心してお任せください。
6. まとめ
役員運転手にとって「守秘義務の徹底」は、必須のスキルです。
新しく役員運転手の雇用をお考えの方は、ご紹介したような以下の特徴を見極めよい人材を採用してください。
<守秘義務の徹底ができない人材の特徴>
・ノリが軽い
・悪口や噂話が好き
・時間やルールにルーズ
それでもよい人材が見つからない場合は、守秘義務の徹底をしっかり教育された派遣の役員運転手も検討してみてはいかがでしょうか?
守秘義務の徹底を含め、高度なスキルを持つ役員運転手をお探しの方は「セントラルサービス」まで、お気軽にお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
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