役員運転手とは?業務内容・必要なスキル・収入について解説
2023年07月27日
「役員運転手とはどのような仕事をするの?」
「仕事において大変なことは何?」
黒塗りのカッコいい高級車を運転し、お客様をお送りするお仕事「役員運転手」。
ドラマなどで見たことがあるものの、具体的なお仕事内容や収入についてはあまり知られていません。
当記事では、役員運転手のお仕事内容や収入、大変なことややりがいについて解説します。
お仕事に興味があり、就職や転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 役員運転手とは?
役員運転手とは、役員専属のドライバーを指します。
しかし、役員運転手はタクシーやハイヤーとも業務内容が違うためどんな仕事なのか想像しにくいかもしれません。
ここからは、役員運転手の基本的な業務内容や必要なスキル・資格、そして年収を解説していきます。
1-1. 役員運転手の基本的な業務内容
役員運転手の基本的な業務内容は次の4つです。
・お客様の送迎
・車両の点検・清掃・備品の管理、補充
・お客様のエスコート
・買い出しや簡単なおつかいなどお客様からの頼まれごと
役員運転手の主な業務は担当のお客様を目的地に送迎することです。
ご自宅への送迎もありますが、メインは日中の移動の送迎といってもよいでしょう。
待機時間はオフィスや車内で過ごし、急なスケジュール変更に備えます。
待機時間にはお客様からの簡単なおつかいや、取引先に渡す手土産の買い出しを行うこともあるでしょう。
そのほか、乗車前後の車両の点検や清掃、ガソリン残量の確認、備品の管理・補充も役員運転手の仕事に含まれます。
役員の方は会食や休日のゴルフや接待があるので、勤務時間と休日は不規則になることもあるでしょう。
1-2. 役員運転手に必要なスキル・資格
役員運転手は普通自動車第一種免許で勤務できます。
しかし、以下のスキルを持っていると仕事において有利になります。
・英会話
・左ハンドル車や大型車の運転経験
・コミュニケーション能力
・ビジネスマナー・身だしなみの管理
・スケジュール管理能力
役員運転手に特別な資格は必要ありませんが、お客様が快適に過ごせるよう運転や車内環境に気を配れるホスピタリティがあるとよいでしょう。
また役員運転手には、時間厳守でお客様を送迎するスケジュール管理能力が求められます。
天候や道路状況を加味しながらルート選定ができる方は、お客様から重宝されるでしょう。
1-3. 役員運転手の平均年収
役員運転手の平均年収は250~600万円が相場といわれています。
役員運転手で年収を上げるには以下に気を付けていきましょう。
・雇用形態を見直す
・条件のよい企業に転職する
・スキルを高めて収入を上げる
たとえば、派遣でスポット勤務であれば、常勤に切り替えたり、同じ役員運転手でも待遇のよい会社に転職することで収入を上げたりできます。
ビジネスや金融の教養、英会話を身につけて業界紙に目を通しておくなど、地味な作業を積み上げることでスキルアップにつながります。
役員運転手はタクシー運転手のように歩合制ではないため、収入が安定しているのが強みです。
そのため、スキルを身につけて「替えがきかない」役員運転手になることで給与交渉がしやすくなります。
2. 役員運転手の仕事におけるやりがいや大変なこと
役員運転手は企業の役員の専属運転手であるため「大変そう」と思われる方もいるでしょう。
しかし、役員運転手ならではのやりがいもあります。
2-1. 役員運転手の仕事におけるやりがい
役員運転手には、以下の点においてやりがいが感じられます。
・高収入が目指せる
・収入が安定している
・高級車を運転できる
・一流のビジネスパーソンと過ごせる
・ビジネスマナーが身につく
・お客様から直接感謝される機会が多い
役員運転手はお客様が高い成果を上げられるように、移動中の環境を整えることも仕事になります。
役員運転手の働きによってお客様がよい仕事を成し遂げられたとき、感謝されるのが役員運転手のやりがいです。
また、役員のお客様の近くにいられるため、一流の方々の考えに触れる機会が多いのも役員運転手のよいところでしょう。
車の運転が好きな方にとっては、普段運転しないような希少性の高い外国車や左ハンドル車を運転できることも仕事に対するモチベーションアップにつながります。
2-2. 役員運転手の仕事における大変なこと
役員運転手には、トラック運転手のように肉体的負担が大きい業務はありません。
しかし、仕事において大変なことは次の2つが挙げられます。
・拘束時間が長い
・顧客都合でスケジュール変更がある
役員運転手は、お客様のスケジュール次第で勤務時間が変更になる可能性も高い職業です。
急な会食で送迎が夜遅くなったり、急な出張で空港まで送ったりすることもあります。
しかし、勤務時間について相談は可能ですし、毎日長時間労働が続くわけでもありません。
デメリットも頭に入れたうえで勤務することで、役員運転手の仕事に理解が深まるでしょう。
3. 役員運転手が向いている人
役員運転手に向いている人の特徴は次の4点です。
・ホスピタリティのある人
・車の運転が好きな人
・口が堅い人
・気配り上手な人
役員運転手は役員や重役の送迎を行うため、メディア発表前の情報や機密を耳にする可能性が高いです。
役員運転手がこれらを口外してしまうと、守秘義務違反に抵触するので、口の堅い人が役員運転手に向いています。
さらに、お客様の快適さを考えられる気配り上手な方や、ホスピタリティの高い方が役員運転手に向いているといえるでしょう。
役員運転手は、お客様から直接感謝される機会に恵まれているので、人に喜んでもらうことが好きな方には役員運転手は天職かもしれません。
4. 役員運転手に就職・転職する方法
大変だけれど、やりがいも多い役員運転手。
しかし役員運転手になる方法がわからないという方もいるでしょう。
具体的に役員運転手になるにはどうしたらよいのでしょうか。
ここからは、役員運転手に就職・転職する方法を2つご紹介します。
4-1. 求人募集に応募する
役員運転手に就職・転職する方法1つ目は求人募集に応募することです。
「セントラルサービス株式会社」では未経験から役員運転手になるための研修が充実しているので、初めての方でも安心して働けます。
運転技術研修・ビジネスマナー研修・安全講習など、役員運転手に求められるスキルの研修を受講可能です。
また希望収入に応じて、働き方や派遣先のコーディネートも行っています。
人の役に立つ仕事をしたい方や心配りができる方、状況や雰囲気を読んで行動できる方を積極的に採用しているため、お客様の役に立ちたいとお考えの方は応募フォームよりご連絡をお願いします。
4-2. 役員運転手の派遣会社へ登録する
2つ目は、役員運転手専門の派遣会社に登録することです。
派遣会社に登録することで、勤務に必要なビジネスマナーや運転スキルが学べます。
また職歴や強みを活かした派遣先の選定や、ライフスタイルに合わせた勤務時間の調整をしてくれます。
役員運転手の派遣会社を利用することで、自分や家族のスケジュールを見ながら、稼ぎたい時期に集中して仕事を請け負うことも可能です。
5. まとめ
役員運転手とは、普通自動車第一種免許で勤務できるプロのドライバーです。
お客様の送迎やエスコートが業務のメインで、車両の管理や備品点検・補充業務もあります。
役員運転手に向いているのは気遣いができ、ホスピタリティのある口が堅い人です。
運転スキルも大切ですが、外国車や大型車を運転する機会が多いので、運転が好きな人が向いているといえるでしょう。
役員運転手は拘束時間が長いですが、やりがいがあり、収入が安定している仕事です。
ぜひ求人に応募してみましょう。
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