役員運転手は、企業の社長や役員のほかにも、芸能人を担当することがあります。

一般的な運転手とは異なり、運転以外の業務もこなすやや特殊な仕事ですが、ほかでは味わえないやりがいがあります。

 

しかし役員運転手の仕事に興味をお持ちの方の中には、業務内容や必要なスキルなどの情報が気になる方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで本記事では役員運転手の業務、求められるスキルなどについて解説します。

役員運転手の仕事に興味をお持ちの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

 

 

 

1. 芸能人を担当することもある役員運転手とは？

 

役員運転手は企業の社長や役員、芸能人などを専属で担当し、目的地まで安全に送迎することが仕事です。

また運転以外にも使用する車の管理など、さまざまな業務を行います。

まずは、役員運転手の仕事内容と収入について解説します。

 

1-1. 主な仕事内容

 

役員運転手の仕事は、運転以外にも下記のような仕事があります。

 

【役員運転手の仕事内容】

・使用する車の管理や清掃

・渋滞情報や通行止め、天候などを把握したルート設定

・担当する方のエスコート

・お弁当などの買い出し、備品の運搬など

 

芸能人の方は多忙な方が多く、仕事がスケジュール通りに進むかは運転手の技量にかかっています。

そのため安全かつ快適な空間が提供できるように、準備をしておくことも大切です。

 

1-2. 平均的な収入

 

雇用形態により異なりますが、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」を見ると、年収の相場は410万円です。

ただし上記は年収相場になるため、実際は200万円台～600万円台と年収にはかなり幅があります。

 

また芸能人はスケジュールが急に変更になる場合もあるため、早朝や深夜などの仕事がある場合、残業手当や休日手当の支給がある職場ならば収入アップも見込めるでしょう。

 

2. 芸能人を担当することもある役員運転手に求められるスキル

 

役員運転手が担当するお客様は、企業の役員や社長などVIPクラスの方々ばかりです。

そのため、失礼のないようビジネスマナーや運転技術など、高度なスキルが求められます。

 

2-1. 高度な運転技術

 

担当する芸能人の方が移動時間を快適に過ごせるように、安全運転はもちろん後部座席に負担がかからない運転がもとめられます。

また芸能人を乗せる車は大型の車両も多いため、一般の車以上に慎重な運転が必要です。

 

お客様のなかには、移動の時間はゆっくり自分だけの時間を過ごしたいと考える方もいらっしゃるため、スムーズな運転を心掛けなければいけません。

 

2-2. 守秘義務の徹底

 

芸能人の方は常に多くの人の注目を浴びていることもあり、スキャンダルを警戒しています。

車内では普段見ることができない、芸能人のプライベートを垣間見ることもあるでしょう。

 

しかし、どのような情報であっても家族や友人だけでなく、社内の人にも話をするのは厳禁です。

万が一、口外してスキャンダルになった場合、担当する芸能人だけでなく多くの方の損害につながります。

守秘義務の徹底は必須と言えます。

 

2-3. 細やかな気遣い

 

役員運転手は、運転中もお客様への配慮が必要です。

車内の温度調整はもちろん、電話中や仕事に集中されている場合は工事中の場所を避けるなど、細やかな気配りが求められます。

 

また喉が渇いているようであれば、飲み物を差し出したりすることもあるため、担当するお客様をしっかり観察し、何を求めているかを察する必要があるでしょう。

 

2-4. ビジネスマナーやコミュニケーション能力

 

担当する方以外にも、人と接する機会が多いのが役員運転手です。

そのため、以下のようなビジネスマナーが必要になります。

 

・ていねいな挨拶

・正しい言葉遣い

・身だしなみ

 

またビジネスマナー以外にも、必要になるのがコミュニケーション能力です。

役員運転手は基本的に挨拶以外で自分から話しかけることはありませんが、お話しさせていただく機会は少なからずあります。

そのほかにも、送迎先の方にお会いした際の挨拶など社交性も必要です。

 

2-5. 周辺地理における知識や道路状況

 

役員運転手は、時間厳守で目的地まで送迎します。

お客様のスケジュールが後ろ倒しになったとしても、時間内の送迎が求められます。

予期せぬ渋滞に巻き込まれた際に回避する抜け道や、急な予定変更があった場合でも対応できる近道など周辺地理の知識があると非常に心強いでしょう。

 

3. 芸能人を担当する運転手に向いている人の特徴

 

ていねいな接客と安全運転を心がける役員運転手は、誰でも目指せる職業ではありません。

どのような人が役員運転手に向いているのか、特徴を５つご紹介します。

 

3-1. 運転が好きで技術に自信がある人

 

担当する方に快適に過ごしていただくためにも、ていねいな運転が求められます。

運転が好きな方であれば、長時間の運転も苦にならず安全運転を心がけるでしょう。

 

日頃から運転する機会も多いため、想定外の渋滞やスケジュール変更にも、冷静に対応できる土地勘も持ち合わせていれば問題ありません。

また「事故を起こさない」「交通違反をしない」「時間厳守で送迎する」などのスキルが求められるため、技術に自信がある人も役員運転手の仕事に向いているといえます。

 

3-2. 臨機応変に対応できる人

 

担当するお客様の移動スケジュールはあらかじめ決まっていますが、急に予定が変更になる場合もあります。

またお客様によっては、休日や時間外などに急に仕事が入ることもあります。

そのため、どのような状況でも次の予定に遅れないよう、臨機応変に対応できる人が望ましいでしょう。

 

3-3. 気配りができる人

 

お客様が、車内でできるだけリラックスして快適に過ごせるよう気配りが大切です。

車内の空調管理、急発進や急停車を避けた乗り心地のよい運転、ドアの開け方など、細かなところまでの気配りが求められます。

担当するお客様の好みやこだわりを把握して行動できる人は、役員運転手の仕事に向いているといえるでしょう。

 

3-4. 社会人としての常識がある人

 

お客さまと共有する時間が長くなるほど、プライベートに触れる機会も増えるでしょう。

その際に、守秘義務の徹底や失礼の内容な振る舞いを心がけられる人は向いているといえます。

お客様の事情を口外すれば、信頼を失うだけでなく、お客様自身が大きな損害を被る可能性もあります。

社会人としての常識がある方は、役員運転手の仕事に向いているといえるでしょう。

 

4. まとめ

 

役員運転手の仕事は、まれに芸能人のお客様を担当することがあります。

しかし芸能人の方であっても、お客様であることは忘れてはいけません。

運転技術だけでなくマナーや言葉遣い、気配りなどさまざまなスキルが求められる仕事ですが、やりがいを感じることができるのも役員運転手の仕事です。

 

「セントラルサービス株式会社 」では、役員運転手の募集を行っています。

どのようなお客様のもとへ行っても恥ずかしくないだけのスキルを研修制度で身に付けることができるため、未経験の方でもご応募いただけます。

 

運転が好き、人のお役に立つ仕事がしたい、ビジネスマナーを身に付けたい方は、ぜひご応募ください。

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