役員運転手の給料や平均年収はいくら?仕事内容や収入アップの方法についても解説
2023年11月14日
役員運転手は、会社を代表する役員の方を目的地まで安全に送迎する責任のある仕事です。
主なお客様は企業の重役がほとんどのため、運転技術のほかにも高いスキルが求められます。
しかし役員運転手の実態はあまり知られていないため、給料や仕事内容が気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、役員運転手の給料や仕事内容、給料をアップさせるための方法についても解説します。
役員運転手の仕事に就職や転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.役員運転手の平均給料
役員運転手の給料は、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、約30万円とされています。
また年間の賞与額は45万円ほどとのことから、年収に換算すると平均で410万円です。
ただし当資料の金額はあくまでも平均の数字になるため、実際は雇用形態や勤務先によっても給料は異なります。
また残業や休日出勤の有無により手当が付く場合があるでしょう。
これから役員運転手の仕事に就きたい方は、企業の募集要項や残業・休日出勤の有無についても確認しておくとよいでしょう。
2.役員運転手の仕事内容
役員運転手の一日は、担当するお客様のスケジュールにより大きく左右されます。
場合によっては運転時間よりも待機時間の方が長いこともあるでしょう。
役員運転手の仕事内容について詳しく解説します。
2-1.社用車の運転
役員運転手の主な仕事は、担当する役員を安全に目的地に送迎することです。
しかし、ただ送迎を行えばよい訳ではありません。
安全運転はもちろんですが、移動時間を快適に過ごしていただけるような細やかな気遣いも必要です。
また重要な会議や商談の際などに遅れることは厳禁のため、高い時間管理能力も求められます。
そのため急なスケジュール変更や予期せぬ渋滞に巻き込まれても、臨機応変な対応力も不可欠です。
2-2.社用車の清掃・管理
待機時間の間に社用車の清掃や管理を行うことも、役員運転手の重要な仕事です。
安全に送迎ができるように日々の車両点検はもちろん、汚れた社用車で取引先に向かいお客様に恥をかかせないよう常にきれいにしておく必要があります。
また移動時間を快適に過ごしていただけるよう車内の清掃も欠かせません。
特に雨の日は社用車が汚れやすくなるため、ペットボトルに清掃用の水を何本か用意しておき、こまめに清掃しておくことが大切です。
2-3.目的地までのルート確認や道路状況の確認
スケジュール通りに目的地に送迎するためには、渋滞情報や道路状況を常に把握しておく必要があります。
曜日や時間帯によっても道路状況はことなるため、その日ごとに適切なルート設定が必要です。
また初めて行く場所や遠方の場合は事前にルート選定を行い、到着までにかかる時間を予測します。
予想外の渋滞などで急なルート変更が必要になることもあるため、臨機応変に対応できるようにしておくことが重要です。
2-4.秘書業務
お客様によってはスケジュールの調整や電話対応、書類の作成などの秘書業務を行う場合もあります。
また会食のための食事の手配やホテルの予約を行うこともあるでしょう。
送迎に必要な時間を確認し調整が必要な場合は、移動を早めるために調整することも必要です。
目的地に送迎するだけでなく、秘書業務でお客様を支えることも役員運転手の仕事になります。
3.役員運転手に向いている人とは
担当する企業の役員を目的地に送迎するため、運転技術以外にも多くのスキルが求められる仕事です。
どのような人が役員運転手に向いているのかについて解説します。
3-1.細かな気遣いができる人
担当する役員によっては、車内で仕事をされる方もいらっしゃれば、仮眠など休息時間として過ごされる方もいらっしゃいます。
その際、移動中の時間を快適に過ごしていただけるように役員の体調に合わせて車内の温度を調整する、急発進や急停車を避け乗り心地のよい運転を心掛けるなどの気遣いが必要です。
運転以外にも、幅広い部分に気遣いができる人は役員運転手の仕事に向いているでしょう。
3-2.守秘義務を徹底できる人
移動中の車内では、重要な会議の内容や商談など機密事項を耳にする機会が多くあります。
また、役員のプライベートな情報を知ることもあるでしょう。
しかしどのような事柄であっても車内で見聞きした情報は、口外してはいけません。
情報が漏れることがあれば、担当する役員だけではなく会社にも大きな損害をもたらす可能性があります。
そのため信頼関係を築くためにも、守秘義務を徹底できる人は役員運転手に向いているといえます。
3-3.臨機応変な対応ができる人
役員のスケジュールに沿って業務を行うのが役員運転手ですが、急な予定変更や予期せぬ渋滞などに直面することもあります。
その際、冷静に判断しスケジュール通りに到着できるようルートを選定しなおすなど臨機応変な対応が必要です。
また担当する役員の方が会食や接待なども積極的な場合は、急な残業や休日出勤が求められることもあります。
お客様第一に考え行動できる方は役員運転手に向いているでしょう。
4.役員運転手としての収入を上げる方法
役員運転手として活躍し、収入を上げたいという方もいらっしゃるでしょう。
給料を上げるための3つの方法について詳しく解説します。
4-1.残業や休日出勤の多い会社を選ぶ
担当する役員のスケジュールに沿って業務を行うため、会議や接待などで残業や休日出勤が多い場合は手当がつくため給料アップが期待できるでしょう。
雇用条件を確認し、できるだけ多くの手当てが期待できる就職先を選ぶことをおすすめします。
4-2.スキルアップする
役員運転手として求められるスキルを磨くことで、担当するお客様から信頼され、給料アップが見込めるでしょう。
そのため運転技術はもちろんのこと、ビジネスマナーやコミュニケーション能力などのスキルを磨くことが重要です。
スケジュール管理などを行う場合は、「秘書検定」を取得するのもよいでしょう。
また国家資格である「運行管理者」の資格があると、業務の幅も広がります。
直接雇用されている場合は、勤務先に評価されることが昇給に繋がるため、地道に努力を重ねることも必要です。
4-3.役員運転手を派遣する企業へ就職・転職する
役員運転手を専門とする派遣会社に登録することで、様々なお客様を担当することができ、経験が積めます。
また役員運転手を専門とする派遣会社では、お客様に対して失礼がないよう研修制度が充実していることがほとんどです。
派遣会社を選ぶ際は研修制度のほかにも、雇用形態や給料など自身の希望に沿った会社を選ぶようにしましょう。
5.まとめ
役員運転手の仕事は運転が主ですが、社用車の清掃や管理、スケジュール管理などの秘書業務まで行うのが一般的です。
運転技術以外にも高いスキルを求められるため安定して稼げる仕事ですが、スキルアップなどの努力を重ねる必要があります。
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