人材育成とは? 8つの重要事項と人材育成会社の研修内容をご紹介
2024年07月31日
人材育成は、事業の拡大や利益アップには欠かせない取り組みです。
しかし、何から始めればよいかわからない方もいるでしょう。
そこで本記事では「人材育成とは?」の質問に回答するとともに、人材育成における8つの重要事項を解説します。
企業を対象にセミナーや研修を実施している人材育成会社もいくつかご紹介しているため、セミナーの受講なども検討している方は参考にしてください。
目次
1. 人材育成とは?
人材育成とは、企業の方針・ビジョン・ミッションに共感し、発展の要となる人材を育てることです。
スキルや技術の取得のほか、企業文化の醸成、仕事に対する姿勢や考え方を育成し、中長期的に企業を支えて活躍する人材に成長させます。
1-1. 人材育成の目的
厚生労働省によると、以下の5つを人材育成の目的としている企業が多いようです。
・今いる従業員の能力をもう一段階アップさせ、労働生産性を向上させる
・従業員のモチベーションを維持・向上させる
・数年先の事業展開を考慮して、今後必要となる人材を育成する
・今いる従業員が当面の仕事をこなすために必要な能力を身につけさせる
・数年先の技術革新に備えて、今後必要となる人材を育成する
参考:厚生労働省「平成30年版 藤堂経済の分析」
企業活動においては「ヒト・モノ・カネ・情報」といわれるように、人材の育成は欠かせないポイントの一つです。
1-2. 人材育成と人材教育の違い
人材育成は社歴や役職ごとに必要な実践的スキルや技術を教えますが、人材教育では業務上の知識やスキルを教えることを指します。
どちらも人材を育成することに当たりますが、人材育成の一つの手法として人材教育があるというイメージです。
2. 人材育成における8つの重要事項
人材育成においては、重要項目が8つあります。
一つずつ順番にご紹介します。
2-1. 明確な目標設定
明確な目標設定は、自社が理想とする人材像へ成長させるための指標になるほか、各個人が目標に向けて自己啓発を進める動機となります。
また、目的を追求することで有意義かつ効果的な人材育成が可能です。
2-2. 期日の決定
期日を決定すれば、育成対象者が自身の成長を具体的にイメージしやすくなります。
また、期日があることで育成担当者と対象者の双方が進行状況と成果を確認し、必要に応じて育成計画を修正できるようになるでしょう。
2-3. スキルの可視化
スキルの可視化は、個人のスキルレベルや育成の必要性を明らかにするために必要です。
また、スキルレベルを示すことで共通の理解を深め、育成の方向性や目標の明確化も可能になるでしょう。
スキルを可視化するには、スキルマップの作成がおすすめです。
例えば、各種業務スキルを軸にした表を作成し、各スキルレベルを数値化するとスキルの可視化が可能になります。
2-4. 自主性・自発性の養成
自主性・自発性の養成も、人材育成における重要な項目です。
自主性を養うためには、育成対象者に自ら考える機会を多く与えることが有効です。
自発性を養うには、あるべき姿や理想とする状態を育成対象者に問いかけて明確化させるとよいでしょう。
2-5. 人材育成制度の構築
人材育成制度とは、例えばOJT制度・研修制度・ジョブローテーション制度・人事評価制度・目標管理制度・メンター制度などです。
各制度が完璧に整備されている企業は多くはありません。
しかし、整える努力をするほか、制度がないことを理由に人材教育を行えないという認識を持たないことが重要です。
2-6. 最適な育成スキームの選択
新入社員・中堅社員・マネージャーと、職位に合わせた育成スキームを選択すると育成が進みます。
また、モチベーションの低下防止も期待できるでしょう。
2-7. 育成担当者のスキル向上
育成担当者は、目標管理能力やティーチング・コーチングを含むコミュニケーションスキル、正確な状況把握と判断のためのロジカルシンキングのスキルを高める必要があります。
何年も育成を担当している場合はこれらのスキルがある程度身についていますが、新しく任命された場合はスキルが足りない場合も考えられます。
そのため、まずは育成担当者のスキル向上が必要です。
2-8. モチベーション管理
モチベーション管理には、日々の指導や面談を通じて内的なモチベーションを高めつつ、社内施策などで外的なモチベーションに働きかけることが重要です。
・内的なモチベーション…内面から湧き上がる動機づけ。楽しい、充実感が得られるなど。
・外的なモチベーション…外からの影響によって湧き上がる動機づけ。給料アップや周りからの賞賛など。
それぞれに働きかける指導・施策を組み合わせ、社員のやる気を維持してください。
3. 人材育成会社・各種業界のメディアの紹介
人材育成に関しては、外部の業者に研修を依頼したり、ニュースなどのサイトから幅広く情報を得たりすることが重要です。
この章では、人材育成や業界の情報収集についての専門企業や役立つメディアをご紹介します。
3-1. Work Life Brand
「Work Life Brand」では、リーダー・管理職・役員・経営層向けの指導・育成研修を行っています。
スポーツとビジネスを融合させた人材育成研修で、スポーツコーチングの現場から得られた知見を、ビジネスの現場に活かすことを目指しています。
3-2. 株式会社モチベーション&コミュニケーション
株式会社モチベーション&コミュニケーションは、モチベーションの高め方やあがり症の克服に関するセミナーを実施しています。
実施している研修内容は、「オンラインでの会話がうまくなる」「伝わる話し方を身につける」「緊張を改善する」「声をよくする」「論理的思考を身につける」などです。
3-3. ザ・ホスピタリティチーム株式会社
ザ・ホスピタリティチーム株式会社は、サービス業が抱える経営課題に対するコンサルティングのほか、現場に精通したプロが実務で役立つコンテンツを実践型で提供する研修を実施しています。
研修を通してホスピタリティの理解からコミュニケーションへの活かし方を学べるほか、ホスピタリティをベースに心理的安全性を高めるために必要なことを、個人ワーク・グループワークを通じて学ぶことも可能です。
4. まとめ
人材育成とは、社歴や役職ごとに必要な実践的スキルや技術を教えることです。
人材育成を行う際は、記事内でご紹介した8つの重要事項に留意しましょう。
重要事項に気をつければ、スムーズに人材育成が進むはずです。
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