ハイヤー運転手の平均年収について解説|他の運転手職との違いもご紹介
2024年09月24日
会社の役員や芸能人などの送迎を担当するハイヤー運転手への転職を希望する方は、年収が気になるのではないでしょうか?
タクシー運転手や役員運転手など、ほかのドライバー職と比較する方も多いでしょう。
本記事では、ハイヤー運転手の年収について詳しく解説します。
ハイヤー運転手への就職や転職、ハイヤー運転手としてさらなる年収アップを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. ハイヤー運転手の年収はどのくらい?
最初にハイヤー運転手の平均的な給与や年収をご紹介します。
さらに、就労条件や残業の有無もあわせて解説します。
1-1. 給与・平均年収
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が発行している「タクシー業界まるわかりHANDBOOK」によると、タクシー運転手の全国平均年収は360万円です。
ただし、ハイヤー運転手単体としての信頼できる年収データは発表されていません。
各種求人情報などを総合的に判断すると、会社役員や著名人をメイン顧客とするハイヤー運転手は、一般のタクシー運転手よりも給与水準が高い傾向があります。
ただし、歩合・地域性・勤務する会社の規定によって異なるため、あくまでも目安として参考にするとよいでしょう。
1-2. 就労条件・残業の有無
ハイヤー運転手は、タクシー運転手と同じく普通自動車第二種運転免許が必要です。
普通自動車第二種運転免許を取得するためには、普通自動車第一種免許を取得後3年以上経過、満21歳以上などの受験資格を満たしていなくてはなりません。
さらにハイヤー運転手は、クライアントのスケジュールに左右されやすい職種です。
クライアントの都合によっては、夜遅くまでの残業が生じたり土日に勤務になったりするケースもあるため、これから転職する場合は、面接時などに確認しましょう。
2. ハイヤー運転手と他のドライバー職との給料・働き方の違い
この章では、ハイヤー運転手と他のドライバー職との給料や働き方の違いについて解説します。
比較することで、ドライバー職の全般の給与についてもイメージしやすくなるでしょう。
2-1. タクシー運転手との違い
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の資料によると、タクシー運転手の全国平均の年収は360万円です。
タクシー運転手の給与体系の多くはハイヤー運転手と同じように歩合給です。
また、タクシー運転手はイヤー運転手と働き方も異なります。
例えば、タクシー運転手はハイヤー運転手と異なり、不特定多数の顧客に対応します。
街中での流し営業をしたり、液や商業施設で客待ちをしたりするのは、ハイヤー運転手にはないタクシー運転手ならではの働き方です。
タクシー運転手の勤務は、夜勤や24時間隔日勤務など、変則的になる場合もあります。
2-2. 役員運転手との違い
企業の役員の専属運転手として働く運転手に関して信頼できる平均年収のデータはありません。
企業に直接雇用されるケースと、運転手の派遣会社に登録するケースがありますが、いずれにしても固定給の給与制度が取られることが多いです。
働き方については、クライアントである役員の働き方に合わせます。
クライアントによっては、接待やゴルフの送迎のために夜間や土日などに対応する場合もあります。
また、固定のクライアントを継続して対応するケースが多い点も役員運転手の大きな特徴です。
役員運転手は自社の社員のみの送迎であるため、第二種運転免許も必要ありません。
2-3. 長距離トラック運転手との違い
「2022年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、トラック運転手の賃金+賞与の1ヶ月平均額が37万5,700円です。
年収に換算すると約450万円です。
トラック運転手は、働き方によって収入も大きく変動しますが、移動する距離が長くなると長時間連続して運転することになります。
そのため、みなし残業制がとられているケースも珍しくありません。
ハイヤー運転手とは異なり、クライアントを直接送迎することがない代わりに、荷物の積み下ろしなどを担当することが多いです。
3. 高年収のハイヤー運転手が備えなくてはならないスキルとは?
本章では、ハイヤー運転手に必要とされるスキルについて解説します。
3-1. 高レベルの運転技術
ハイヤー運転手は、プロのドライバーとして高度な運転技術が必要とされます。
・クライアントに余計なストレスを与えないための安全かつ快適な乗り心地の運転
・確実にスケジュールに間に合わせるための最適なルートの選択
役員や著名人を乗せるからこそ、一般的なタクシー以上に高いレベルの運転を要求されることを覚えておきましょう。
3-2. 上質なビジネスマナー
ハイヤー運転手は、上質なビジネスマナーを身につけていなければいけません。
役員や政治家などを顧客とするため、運転手にも相応のビジネスマナーが必要とされます。
さらに、クライアントを高級ホテルや飲食店に送り届けたり、送り届けた先でクライアントの顧客にあいさつしたりする機会が生じるケースも考えられます。
ハイヤー運転手は、秘書としての役割が求められることもあると理解しておきましょう。
3-3. クライアントに寄り添う姿勢
ハイヤー運転手の細かい気配りが、クライアントの満足度に大きく影響することがあります。
・車内外を清潔に保つ
・雨天時にクライアントが濡れないよう配慮する
・ドアの開け閉めや運転の際の小さな段差などに細心の注意を払う
上記のような細かい配慮の積み重ねが重要です。
これらのポイントは、タクシー運転手や役員運転手など、顧客を運ぶ仕事全般に共通する項目でもあります。
4. ハイヤー運転手は年収1,000万円を目指せる?
ハイヤー運転手で年収1,000万円を目指すのは不可能ではありません。
ただし、さまざまな条件を満たす必要があります。
・長年の実務経験があり、高度な運転技術やビジネススキルを有していること
・給与水準の高い企業に勤務すること
・都心部などの給与水準の高い地域で働くこと
・高度な英会話スキルなどの付加価値を提供すること
逆にいえば、年収1,000万円を目指すには運転技術を磨くだけでは不十分であるということです。
また、高い水準での給与を求める場合、役員運転手として固定の顧客を担当する仕事を目指すのも効果的な選択肢といえるでしょう。
5. まとめ
ハイヤー運転手は他の運転手職に比べて平均年収が高い傾向にありますが、地域差や賞与のある会社かどうかなどでも大きく差が出てきます。
また、企業の役員や著名人などを顧客として乗せるため、丁寧な対応が求められます。
高年収のハイヤー運転手を目指すには、それなりの経験年数や努力の積み重ねも必要となるでしょう。
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