役員運転手になるメリット・デメリットとは?適性はある?
2022年01月25日
「役員運転手には、どんなメリット・デメリットがある?」
「役員運転手になるには、何が必要?」
役員運転手として就職をお考えの方は、仕事に就くことによってどういった利点があるのか、また自分自身に適性があるのかといったことが気になるのではないでしょうか?
役員運転手は、社長や役員に専属で付くドライバーです。
旅客業のタクシーやハイヤーのドライバーと似ているようですが、実際は少し違います。
そのため役員運転手ならではのメリット・デメリットがあります。
ここでは役員運転手になるメリット・デメリット、必要なスキルについてご紹介しましょう。
目次
1. 役員運転手の仕事とは?
役員運転手は、企業の社長や役員・官公庁や大使館関係などのVIPを目的地までお送りすることが主な仕事です。
運転以外にも、運行に支障が出ないよう役員車の清掃や管理なども行います。
必要な資格は「普通自動車第一種運転免許」のみ。
営利目的の運転ではないため、タクシーやハイヤーのように「普通自動車第二種運転免許」は必要ありません。
しかし特別な資格が必要ないからと言って、誰でも簡単に運転できるわけではありません。
担当するのはVIPばかりのため、運転やマナーには細心の注意が必要です。
2. 役員運転手のメリット
役員運転手は、ほかの旅客業のドライバーと違い、特定の方を担当させていただく仕事です。
そのため役員運転手ならではのメリットやデメリットがあります。
まずはメリットから、確認してみましょう。
2-1. メリット① 運転時間が短い
ハイヤーやタクシーの運転手と違い、役員運転手は運転時間が短く、待機時間の方が長くなりがちな職種です。
待機時間には、次に行く場所へのルート設定や車の清掃を行います。
待機時間といっても勤務中のため、役員や秘書から連絡があればすぐに動けるようにし、自由に外出はできません。
2-2. メリット② 体力的な負担が少ない
運転時間が短いため、体力的な負担は少なく済みます。
そのため高齢になっても続けやすい職業です。
また社長や役員が、土日祝日が休みの場合は、同じように休日を取得できます。
接待ゴルフや会食が休日に入る場合もあるものの、休日が不規則になりがちなドライバー職の中で、土日祝日の休日が多いのは珍しいと言えるでしょう。
2-3. メリット③ 普段お会いできないような方に会える
役員運転手は大企業の役員や社会的に著名な方など、普段ならお会いできないような方を担当させていただくこともあります。
一般的にそのような方の仕事の仕方や、考え方を身近で学べるチャンスはめったにありません。
役員運転手は、常に新しいことを学べる最高の環境にあります。
大きな商談が目の前で決まる瞬間を見ることもあるかもしれません。
貴重な体験ができるのも、役員運転手のメリットです。
2-4. メリット④ 高級車の運転ができる
企業の役員車は、ベンツやクラウン、アルファードなど高級車がほとんどです。
高級車は運転機能も抜群で、長時間運転しても疲れにくい作りになっています。
もちろん高級車を運転するプレッシャーはあるでしょう。
しかし左ハンドルの車や、1台1,000万円を超えるような車の運転の仕事がしたい方には、ぴったりの仕事です。
3. 役員運転手のデメリット
ハイヤーやタクシーの運転手に比べ、メリットの多い役員運転手ですが、デメリットもあります。
そのほとんどは、業務内容が担当する役員のスケジュールに左右されやすいことから起こるものです。
3-1. デメリット① 拘束時間が長い
役員運転手は勤務先によって、拘束時間が長くなることもあります。
夜間の会食や会議などが多い役員の担当になると、そのスケジュールに合わせて役員運転手の勤務時間も長くなります。
待機時間が長いとはいえ、長時間の勤務がつらく感じる方もいるでしょう。
ただし2019年(中小企業は2020年)4月より、36協定で定められている時間外労働に、罰則付きの上限が定められました。
そのため通常は、月45時間・年360時間を超えた時間外労働はなくなっていくでしょう。
3-2. デメリット② 予定が変わりやすい
社長や役員のスケジュールは、刻々と変わります。
朝決定していた予定が午後になって変更されることや、定時で終わるはずの日に急に夜間の会合が入ることも。
自分自身のプライベートを犠牲にしなければならないこともあるかもしれません。
そのため誰かの役に立ちたいという強い意思のある方でなければ、役員運転手として仕事をしていくのは難しいでしょう。
3-3. デメリット③ 役員と合わないことがある
どのような仕事も、相性の合わない相手はいるものです。
役員運転手の場合、担当する役員との相性が合わない可能性も十分考えられます。
もちろん多くの企業の役員は、常識のある人格者ですが、
企業を束ねる方の中には、独特の感性をもつ方や、厳しい対応をされる方もいらっしゃいます。
ときには我慢しなければならない場合もあるでしょう。
3-4. デメリット④ 収入が景気に左右されやすい
役員運転手の収入は、残業の有無によって大きく変わってきます。
収入が一定以上ほしい方は、時間外労働の多い企業に勤めるのが一番です。
しかし時間外労働は、社会情勢に左右されやすいもの。
景気が落ち込んでいるときや、コロナのように外出がままならないときなどは、役員のスケジュールも、勤務時間内に収まることが多くなります。
時間外労働が少なくなる分、役員運転手の収入にも影響が出るでしょう。
4. 役員運転手は誰でもなれる職業ではない
このように役員運転手には、メリットもあればデメリットもあります。
しかし自身の希望に合った企業に就職できれば、ドライバー職の中では、非常に仕事のしやすい環境だと言えるでしょう。
とはいえ役員運転手は誰でもできる仕事ではありません。
資格が必要ない分、さまざまなスキルが求められます。
<役員運転手に必要なスキル>
・運転技術
・ビジネスマナー
・守秘義務の徹底
・細やかな気配り
・コミュニケーション能力 など
役員運転手は運転だけしていればよいわけではなく、常に役員に対し気を遣い、お会いする取引先やお客様とそつなくコミュニケーションをとる必要があります。
誰かと接することが苦手な方や、気配りができない方には向いていない職業です。
5. メリットの多い役員運転手なら「セントラルサービス」
「セントラルサービス」は、東京を中心とした役員運転手専門の派遣・請負会社です。
すでに500名を超えるドライバーが所属し、お客様のもとで日々活躍しています。
弊社の強みは、細かな研修制度です。
運転技術だけでなく挨拶や頭の下げ方・髪型を含む身だしなみ・気配りの仕方など細部にわたるまで行います。
役員運転手は経験者が優遇される世界。
しかし弊社で研修を受けた方は、たとえ未経験者でもお客様のもとで恥ずかしくないほどの、さまざまなスキルが身に付くはずです。
気になる給与面は、社員雇用の月給制で26~50万円をお約束。
役員運転手としてのメリットを最大限いかしつつ、安心してお仕事に従事していただけます。
6. まとめ
ご紹介したように役員運転手は、運転時間が短く体への負担が少ないことや貴重な体験ができるといった、タクシーやハイヤーと違うメリットが数多くあります。
もちろんデメリットもありますが、誰かの役に立ちたい、自分自身を成長させたいと考えている方には、ぴったりの職業です。
とはいえ運転技術以外にも、ビジネスマナーやコミュニケーション能力など、さまざまなスキルが必要なのも事実。
誰でもなれるわけではありません。
それでもぜひ役員運転手になってみたいという方は、お気軽に「セントラルサービス」までお問い合わせください。
「セントラルサービス株式会社」
TEL:03-6380-9151
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